Identity Assurance

通話の信頼性回復
知らない人、非通知番号から電話がかかってきたとき、あなたはどのように対応するでしょうか?電話に出るかもしれませんが、拒否、ボイスメールへの転送、あるいは無視する可能性のほうがはるかに高いでしょう。現在の通信環境ではスパムやロボコール(自動音声通話)が非常に多く、最悪の状況(ほしくないものの売り込みや詐欺の試みなど)を想像してしまうからです。

電話がかかるたびに顧客がリアルタイムに不正な相手からの電話ではなく、悪意がなく、不正な目的でもないことを把握できるとすれば非常に便利です。これを実現するのがIdentity Assurance(アイデンティティ保証)です。

電話がかかるたびにリアルタイムにアイデンティ保証を正しく機能させるためには、以下の3つの属性を把握する必要があります。

  • アイデンティティ – 発信元は誰か?
  • レピュテーション – 話をしたい相手か?
  • コンテキストの信頼性 – どこからどこ宛の通話なのか?

リアルタイムのIdentity Assurance

アイデンティティ

幸いにもアイデンティティのサニティチェックに使える情報は膨大にあります。たとえば以下があります。

  • 既知の加入者番号 - 発信元のネットワーク通信事業者から特定
  • 既知の加入者番号 - 発信元のネットワーク通信事業者から特定
  • Do Not Originateリスト – 発信元にはなり得ない既知の番号
  • 割り当てられていない番号 - 業界データベースや各ネットワーク通信事業者のデータベース
  • 無効な発信元番号 – 国内/海外の電話番号計画(ナンバリングプラン)に基づき、呼処理から除外できる番号
  • STIR/SHAKEN証明 – 発信元のネットワークが発信者のアイデンティティを証明するために署名することで提供される情報

ただし発信元のアイデンティティでは発信元の目的はわからないため、アイデンティティ自体が有効で番号も問題ない場合でも、悪意がある場合があります。

評判

米国内で発行されたクレジットカードを持っている人なら、FICOスコアのことを聞いたことがあるでしょう。これは消費者貸付に伴う消費者信用リスクを数値化したものです。FICOスコアのような、発信元の目的を測定するレピュテーションスコアがあるとしたらどうでしょうか? スコアが高いほどその通話のレピュテーションも高いことを示します。

アイデンティティ保証の一環としてレピュテーションを使用するには精度が何よりも大切です。発信元のレピュテーションが間違っていた場合、スコアの値は無意味になります。レピュテーションは良すぎても悪すぎてもだめなのです。レピュテーションが実際より良すぎると、拒否が必要な発信元からの電話だということがわかりません。逆にレピュテーションが実際より悪すぎると、着信側は必要な電話であっても受けないままになってしまいます。
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コンテキストの信頼性

コンテキストの信頼性とは呼が着信側のサービスプロバイダのネットワークに入る方法と発信元の情報を照合させる手段です。コンテキストの信頼性を理解するには、発信元の場所、呼がネットワークに入る場所、発信元に関して判明している情報を把握する必要があります。

たとえば発信元が:

  • ローカルネットワークインタフェース上の既知の加入者なら、常に信頼できる発信元として認証する必要がある
  • パートナー企業の既知の加入者なら、信頼できる場合もあるが、なりすましの場合もある
  • 国外のキャリアからの未知の加入者の場合は、確認できないため、なりすましの可能性がある

STIR/SHAKEN証明

発信元IDのなりすましに対応

Ribbon Call Trust®の概要

 
Ribbon Call Trust®は各呼の処理方法をリアルタイムに提供することで、サービスプロバイダが顧客の信頼性を取り戻せるようにするアイデンティティ保証ソリューションです。

Ribbon Call Trust®の概要

Ribbon Call Trust®STIR/SHAKENの実装とRobocall MitigationのReputation Scoringのための完全なソリューションです。  具体的には以下が含まれています。

  • STIR/SHAKENやレピュテーションスコアリングとのインターワーキングが可能な弊社のコアネットワーク製品:セッションボーダーコントローラ、ゲートウェイ、ポリシーサーバー、コールコントローラ上で機能
  • 発信元のアイデンティティ認証、署名、確認、証明書管理のためのRibbon Secure Telephone Identity(STI)ソリューションをサービスプロバイダネットワーク内に導入可能
  • クラウドネイティブなSaasプラットフォームであるRibbon Identity Hubにより、RibbonのSTIR/SHAKEN as a Serviceとレピュテーションスコアリングサービスを提供します。
    • STIR/SHAKEN as a Service:前述と同様な完全な発信元アイデンティティ認証、署名、確認、証明書管理機能を、サブスクリプションサービスで提供します。
    • レピュテーションスコアリングサービス。リアルタイムの呼処理用に多次元のレピュテーションスコアとガイダンスを呼ごとに提供することで、発信側と着信側の両方でロボコールを回避できるようにします。レピュテーションスコアリングはIPおよびTDMネットワーク向けに提供できます。

 

さあ次のステップへ!

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