サービスプロバイダ向けセッションボーダーコントローラ

リアルタイム通信ネットワークとサービスに適した規模、パフォーマンス、信頼性のバランスを特定
Ribbon SBCと競合製品との違いは何でしょうか?20年以上、セキュアな高品質のSIP通信を提供してきたRibbonは、世界で最も要求の厳しいサービスプロバイダから信頼されています。これが競合他社とは異なる点です。Ribbon SBCはコールトラフィックに影響を及ぼさずに最も過酷なDoS攻撃でも阻止できることが独立テスト機関によって証明されており、こういった点が安心感につながっているのでしょう。あるいはSBCモデルの導入方法が多い点もRibbonが選ばれている理由です。小規模な企業からTier 1サービスプロバイダに最適な規模、パフォーマンス、セキュリティを備えた企業まであらゆる企業に適した選択肢を提供しています。またRibbonのソフトウェアベースソリューションがハードウェア製品と同じ堅牢なパフォーマンスと規模を備えているという点も周知の事実です。つまり一言でいうと、Ribbon SBCは頼りになるのです。

Ribbon SBCはRibbonのTelco Cloudポートフォリオに含まれており、Ribbonのポリシーおよびルーティングサーバー(PSX)、Ribbon Analytics、Ribbon Call Trust & Ribbon Connect as a Serviceソリューションと連携して機能します。   このような統合ソリューションは単なる個別の構成要素ではではなく、  運用効率とセキュリティを向上するためのサービスです。

Ribbon SBCは一元化されたRibbonのポリシーおよびルーティングサーバー(PSX)と一緒に導入して一元化された効率とスケーラビリティの高いネットワークポリシーとルーティングコントロールを実現します。サービスプロバイダはPSX Primaryでのポリシー変更を設定、確立し、数分で世界中のPSXレプリカネットワーク全体にカスケーディングし始めることを確認できます。この導入モデルは従来のソリューションに比べて運用コストが大幅に削減できます。またワンタッチでネットワーク全体のポリシー管理ができ、サービスプロバイダのネットワーク全体で運用に関する意思決定を一貫性のあるものにすることができます。世界中の大手サービスプロバイダがRibbon SBCとPSXソリューションに依存しているのも当然です。

Ribbon SBCs、Ribbon Analytics、Ribbon Call Trustサービス間のインターワーキングによって、サービスプロバイダはスタンドアロンソリューションを提供している競合他社よりもリアルタイム通信におけるサイバー攻撃、詐欺の試み、ネットワーク品質の問題に効果的に対応できます。  Ribbon SBCはMicrosoft Teams Direct RoutingとMicrosoft Operator Connectの認定を取得しており、サービスプロバイダがこうしたサービスによって新たな収益源を得られるようにそれぞれを結び付ける役割を担っています。

Session Border Controllers for Dummies

お客様のネットワークにセッションボーダーコントローラが必要な理由を確かめる。

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Ribbonの次世代セッションボーダーコントローラ(SBC)ファミリーは固定、モバイル、ケーブル、ホールセールサービスプロバイダに堅牢なセキュリティ、シンプルな相互運用性、高度なセッション管理、キャリアグレードの信頼性を提供いたします。RibbonのSBCはSIPトランキング(Microsoft Teams Direct Routingを含む)、ユニファイド通信、ネットワーク間の相互接続、VoLTE、VoWiFi、RCSなどのアプリケーションに求められる厳しいセキュリティやサービス品質要件を十分満たすことができる強力で柔軟な導入が可能です。Ribbon SBCはネットワークセキュリティ、ルーティングおよびポリシー管理、過負荷コントロール、SIP正規化、IPv4とIPv6のインターワーキング、堅牢なメディアトランスコーディングを提供します。また呼の認証にSTIR/SHAKEN(Secure Telephone Identity Revisited / Signature-based Handling of Asserted information using toKEN)標準もサポートしています。

バーチャルSBCソフトウェア

IPベースのユニファイド通信、カンファレンス、コラボレーション、コンタクトセンターアプリケーションをプライベートまたはパブリック(AWS、Azure、GCP)クラウドに導入することが多くなっています。これらの各アプリケーションにはSBCが提供しているセキュリティと相互運用性が必要です。

そのため複数のクラウド環境に導入し、キャリアグレードサービスの提供に必要なスケーラビリティ、信頼性、機能性要件を達成できるように設計されたSBCが必要です。

プライベート、パブリックのいずれか、あるいは両方のクラウド環境に導入できるようにするため、RibbonのバーチャルSBCソフトウェアエディション(SWe)はマイクロサービスを活用するように設計されています。これによって地理的に分散されたクラウド導入でも自動化、オーケストレーション、弾性、信頼性、スケーラビリティが確保できます。

RibbonのSBC SWeは複数の異なるクラウド環境(KVM/VMware/OpenStack、AWS、Azure、GCP)で機能し、ETSIとONAPの両方のオーケストレーションモデルと整合します。

Ribbonのイノベーションや豊富な機能というレガシーに基づくSBC SWeは、SBC 5000および7000ポートフォリオとソフトウェアコードベースを共有し、地球上で最も信頼されているセキュリティソリューションになっています。

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ターンキーハードウェアプラットフォーム

RibbonのSBCハードウェアプラットフォームは固定、モバイル、ケーブル、ホールセールサービスプロバイダに堅牢なセキュリティ、シンプルな相互運用性、高度なセッション管理、キャリアグレードの信頼性を提供いたします。Ribbon SBCはパフォーマンスやセキュリティを犠牲にすることなく、HD(high definition)音声/ビデオ、VoLTE(Voice over Long-Term Evolution )およびRCS(Rich Communications Services)を含む多種多様なサービスをサポートします。

RibbonのSBC 5400およびSBC 7000は非常に大規模なTier 1サービスプロバイダに対しても市場をリードするパフォーマンスと規模を提供します。  事実、SBC 7000はセキュリティ、メディア、トランスコーディング機能をすべて有効にした状態で最大15万セッションという業界最大規模を誇っています。市場のどのSBCよりも10倍近くのSRTP(Secure Real-Time Transport Protocol)セッション数に対応しており、サービスプロバイダはVoIPトラフィックに対して最大のメッセージ認証と再生保護機能を実現することができます。

Ribbonが設計したメディアトランスコーディングファームウェアを使用しているRibbon SBCは業界をリードするトランスコーディングキャパシティを提供します。SBC 7000は競合他社のプラットフォームと比べてほぼ2倍のトランスコーディングが可能で、大量の相互接続トラフィックを扱うサービスプロバイダにとっては最適な選択肢になっています。

このプラットフォームはセキュリティ攻撃に遭っても、あるいはすべての機能を有効にしている場合でもパフォーマンスが低下することがありません。

SBC 5400は小型のフォームファクターでSBC 7000と同じ機能を提供します。実績のあるSBC 5400は2x1GB、4x1GB、または2x10GB IPインタフェースのいずれかを選択可能で、最大75,000のアンカーメディアセッションに対応可能なスケーラビリティを備え、予測可能で保証されたパフォーマンスを提供します。シームレスなソフトウェアライセンス適用により、2GBから10GBのマルチメディアトラフィックへのアップグレードが可能です。

RibbonのSBC 5400とSBC 7000は共通のコードベースを採用しており全機能の動作が同じなので、企業は運用が簡単です。  さらに管理ソリューションも共通なので、導入と保守が容易です。 

STIR/SHAKENとアイデンティティアシュアランス

RibbonのコアSBCポートフォリオ(SBC SWe、SBC 5400、SBC 7000)はお客様のSTIR/SHAKEN実装において重要な役割を担っています。SBCはコールコントローラおよびRibbon PSXとインターワーキングして発信者IDの認証や確認依頼に対応します。

発信者IDの認証や確認のためにSBCはSTIR/SHAKEN標準に従ってSIP INVITEメッセージ内のIdentity Header informationを更新します。

さらにSBCのCDR(呼の詳細レコード)をRibbon Analyticsに取り込んでロボコールや詐欺行為の可能性判断に役立てます。 

Service Provider Intelligent Edge

ホステッド/クラウドベースサービスの急増は、サービスプロバイダにとって価値の高いサービス提供のための格好の機会をもたらしてくれます。ただし導入と管理の面では新たな課題も発生します。通信サービスをクラウドに移行する企業は、サービスプロバイダがこうしたサービスをプロアクティブに管理、保護することを期待しています。

RibbonのIntelligent Edge™ポートフォリオはユニファイド通信、あるいはMicrosoft Teams Direct Routingを含むSIPトランキングの導入を計画しているサービスプロバイダのニーズに対応できるように設計されています。

Ribbonはハードウェアベースとソフトウェアベース、両方のソリューションを提供しています。Ribbonのハードウェア(SBC 1000、SBC 2000、EdgeMarcデバイス)はエンタープライズエッジネットワークで完全なサービス境界デバイスとして機能します。アナログまたはデジタルポートを提供してレガシーPBX、コールセンター、アナログデバイスの移行をシンプルにします。Ribbonではソフトウェアのみのソリューションも提供しており、仮想ハードウェアやパブリッククラウド(AzureおよびAWS)でIP専用の導入をサポートすることができます。Ribbon Application Management Platform(RAMP)によって一元化された管理とゼロタッチプロビジョニングが実現します。

Tier 1のサービスプロバイダが25万台のEdgeMarcを導入しているのも当然です。

Microsoft Teams Direct Routing

TeamsはMicrosoft史上最も速く普及しているビジネスアプリケーションです。多くの企業がビデオ会議、コラボレーション、ファイル共有、チャットにTeamsを使用しています。Microsoft Phone System Direct Routingは企業が外線に接続してTeamsをオフィス電話システムとして使用できるようにします。Direct RoutingにはTeamsを通信サービスプロバイダに接続するためのMicrosoft認定Session Border Controller(SBC)が必要です。

Direct Routing以外にもMicrosoft Operator Connectという次世代クラウドツークラウド相互接続ソリューションがあります。このソリューションはサービスプロバイダとMicrosoft Teamsの統合を強化し、Teamsのカスタマーエクスペリエンスをシンプルにします。
Microsoft認定取得済みの充実したRibbon SBCポートフォリオは数十年にも及ぶSIPトランキング用のセッションボーダーコントローラ構築の実績に基づくもので、新旧両方のビジネス顧客に市場をリードするDirect Routingサービスを提供したいと考えているサービスプロバイダにとって最適なソリューションです。

企業は世界中の数百のサービスプロバイダから自由に選択できます。各サービスプロバイダは必要なSBCをいくつかの方法で提供できます。Ribbon Intelligent Edgeポートフォリオ内のソフトウェアおよびハードウェアオプションをオンプレミス、プライベートまたはパブリッククラウド上に導入することができます。

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Microsoft Operator Connect

Microsoft Operator Connectは次世代のクラウドツークラウド相互接続ソリューションで、サービスプロバイダとMicrosoft Teamsの統合を強化します。Teamsのカスタマーエクスペリエンスをシンプルにする設計で、サービスプロバイダは自社のSIPトランキングサービスをMicrosoft 365のワークフローAPIと組み合わせて、企業がTeams用のPSTN通話サービスを簡単に入手、導入できるようにします。企業はTeams通話用にユーザー設定を行うと同時に、優先サービスプロバイダからDID/DDIを購入、割り当てることができます。
Ribbon SBCはOperator Connectとの完全な互換性があり、RibbonはMicrosoftやこの新しいサービスを提供している多数のサービスプロバイダと連携しています。

  • Microsoft 365クラウドに接続しているサービスプロバイダは対応するSBCを使用してSIPトランキングのための相互運用性を確保、維持します。RibbonのコアSBCはサービスプロバイダのネットワークとMicrosoft Azureの間をコストパフォーマンスの高い方法で接続するために必要なマルチテナント機能、スケーラビリティ、高可用性を提供します。
  • Operator ConnectはサービスプロバイダとMicrosoft間のインタラクションを自動化するために統合ツール(API)を提供しており、キャリアはMicrosoft 365ポータル内からSIPトランク(DID/DDI)を販売、導入することができます
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Microsoftの認定を取得しているSBC

SBC製品 最大セッション数 適合 導入環境
SBC 7000 150,000 CSPまたはエンタープライズ ターンキーハードウェア
SBC 5400 75,000 CSPまたはエンタープライズ ターンキーハードウェア
SBC SWe 75,000 CSPまたはエンタープライズ バーチャル - プライベート/パブリッククラウド
SBC CNe Edge 10,000 CSPまたはエンタープライズ クラウドネイティブ - プライベート/パブリッククラウド
SBC SWe Edge 1000 エンタープライズまたはスモールビジネス バーチャル - プライベート/パブリッククラウド
SBC 2000 600 エンタープライズまたはスモールビジネス ターンキーハードウェア
EdgeMarc Portfolio 300~2,000 エンタープライズまたはスモールビジネス ターンキーハードウェア
SBC 1000 192 エンタープライズまたはスモールビジネス ターンキーハードウェア

 

サービスプロバイダのSBC管理

Ribbonが提供しているサービスプロバイダコア/エッジSBCポートフォリオは一元化されたRibbon Application Management Platformから管理します。このプラットフォームは完全な障害、設定、アカウンティング、パフォーマンス、セキュリティソリューションを提供します。直感的で信頼性、スケーラビリティの高い自動管理によって、サービスプロバイダはシステムをすぐに設定でき、問題点の識別と修復、カスタマーエクスペリエンスの改善をこれまでよりも低い運用コストで行うことができます。

Ribbon Application Management Platformは物理、仮想、クラウド環境に導入されたサービスプロバイダのSBCと仮想またはクラウド環境内のエッジSBCを管理します。このプラットフォームはクラウドネイティブの原則に基づき設計されており、複数のデータセンターやパブリック/プライベートクラウド環境にスタンドアロンまたは高可用性構成で地理的冗長性を持たせながら導入できます。
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Ribbon SBC SWeに関するお客様の声

Telus Testimonial of Ribbon SWe SBC

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